GUEST COMMENT
岡平健治 様(19,3B LAB.☆S)
俺にはオシャレすぎる!・・だけど、紅茶が飲みたくなるね。
大平太一 様(伊豆スタジオ)
東名高速を厚木で降りて小田原へ、熱海をすぎて国道135号をひたすら行く都心から3時間の旅。初夏の伊豆スタジオで録音された6ピースは、まるでその車窓を映し出すかのような、季節の匂いをいっぱいに吸った音だった。送られてきたサンプル資料のなかの丁寧な手紙に「是非、ドライブがてらに聞いていただいて、」とあったのが印象に残った。
僕は普段ハッピーミュージックというようなものを欲しないのだが、本気のハッピーミュージックを聴くとやられてしまう。6曲という長さも良い。3回はリピートしてしまう。音楽家が旅をして、食べて飲んで、音楽を作る。そんな賑やかさが聞こえてくる、持ち歩けるガジェットには入れておくべきアルバムです。
大沼伸治 様(東鳴子温泉 百年ゆ宿 旅館大沼 五代目湯守)
「アマネトリル」というグループ名は、宮城県の東鳴子温泉だけで手に入る純米吟醸音楽酒「天音(あまね)」からとられたという。彼らの音楽を聴いていると、何故か旅をしているような気持になる。車窓を流れる田んぼの風景、小さな川、遠くに重なる山並み。できることなら、天音を飲みながら、彼らの音楽を聴きたい。そこには、彼らの旅が見えてくる。終わることのない旅。
前田浩志 様(アートディレクター)
70年代と現在(今)がすんなりつながる安心毛布のようなサウンドです。
彼らの引き出しの深さにおどろきました。
秋の夜長ー深夜 独り。ラヂオから流れて欲しい作品です。
DJ OSSHY 様
Masahiroの20代デビュー当時から、彼のシンガー・ソングライター、とりわけ、メロディー・メーカーとしての潜在的な才能には注目してきた。30代に入った今、進化を続ける彼の新たな才能が開花した。一言で言うと、ヤンチャなロックから、大人のロックに進化した。まさに日本のAORだ。
元々、稀有なメロディ・メーカーとしてのセンスが、70年代シティ・ポップ調の大人のAORを生み出した。より洗練され、ソフィスティケートされたサウンドと、演奏。そして優しい歌声。ソロ時代の音楽性を見てきた私としては、デュオとしての化学反応が、アルバムを通してよく伝わった。
アマネトリルの同世代だけでなく、50代、60代といった、70sリアルAOR世代も楽しめることが出来るアルバム。
ジム・ケリー 様(バークリー音楽大学教授)
AMANE TRiLL have put together a great collection of music. It sounds familiar but at the same time fresh and new. Well-crafted tunes with roots in classic R&B, pop and rock. Well done my friend!
「アマネトリルによる素晴らしい音楽のコレクション。懐かしさと同時に新鮮で新しいサウンド。正統派R&B、ポップ、ロックをルーツとし、精巧に創り上げられた楽曲群。お見事、マイフレンド!」
Attack 松尾 様(ギターリスト)
新しいのにどこか懐かしい…というキャッチフレーズに嘘偽りは無い!
現に自分はこのアルバムを聴き終えた後、【はっぴいえんど】や【シュガーベイブ】【荒井由美時代のユーミン】等々、自分が音楽を始めた頃に聴いていた音楽が無性に聴きたくなり、暫し、それらのCDを聴きまくってしまった。
そう、まさにこのアルバムを聴く事によって『タイムトラベル』をしたのだ!!
勿論、彼等はリアルタイム世代では無いであろうし、生まれてもいなかったかもしれない。そんな彼等の創り出す『今の音』によってそれらを感じ取る事が出来たという事は彼等の音楽性には日本の良き時代の音楽性をも内包されているという事でもある。まさにタイムトラベルミュージックなアマネトリルのこのアルバムは全ての世代が何かを感じて楽しめる音楽である!!
STAFF COMMENT
丸山裕美 (制作ディレクター)
シンガーソングライターのMasahiro と最初に会ったのは8年前。
故佐久間正英氏によるプロデュース「夢のギター」のヴォーカルディレクションでした。一曲だけの出会いだったのが、昨年末、縁あって制作に携わることになり「タイムトラベルミュージック」が完成しました。
今年の1月の制作ミーティングで、どんな音を創りたいか尋ねたところ、「ジャミロクワイ、スティーリー・ダン、はっぴいえんど、シュガーベイブ、キリンンジをミックスしたようなイメージ」と言われ、「いいねー!!」と賛同。制作が始まりました。
アマネトリルの2人は、30歳と35歳。ですが、音楽的嗜好が渋く、重なっている部分が多くて、時に、もしかして2人、本当に30代?と思う瞬間もあります。制作にあたり、一番大切にしたのは、(もちろん曲と詩が大切ですが)声や音の響きです。
70年代にできた伊豆のスタジオでの合宿レコーディング。年代物のギターアンプやオルガン、ミキサーの卓。どれも音に歴史があり、あたたかな響きがします。そして、昨今、コンピューターの中で全ての録音を完成させる制作が多い中、バンドメンバーでライブも経て、「同じ釜の飯」を食べてのレコーディング。やはり一人一人のエネルギーが調和して、幸せな音が生まれました。制作がハッピーであれば、それが音に宿り、聴く人を和ませます。
「タイムトラベル ミュージック」は、軽やかです。ドライブしながら、旅をしながら、車窓を流れていく景色のように、耳に心地よい。お酒に例えると、爽やかな、純米酒みたいです。(ちなみに、アマネトリルのユニット名の由来は、宮城の音楽酒「天音」からきています。)
旅のお供に、一緒に連れて行ってください!